Caveide Oyaji

食材とワインの邂逅  Le Garde
2009年11月28日開催報告
旬の食材を最良の状態と演出で表現するシェフの努力を一層引き立てるべく、マリアージュに心血を注ぐワインの出会い。そんな理想の晩餐が出来ないものか。一人の料理人と市井でフランスワインを販売する一人の酒屋がふとした事から出会い、互いに共感する“食”へのイメージを膨らませた果てに辿り着いた会合がこの集まりでした。

“Le Garde”とはこの会の提唱者の一人である横浜のフレンチ、むなかたのオーナーシェフ宗像氏の命名に依るものです。食の番人、と言う意味でしょうか。このガルドなる言葉はワインでは「長期熟成タイプ」と言う意味でも使われます。この会に参加される方々にとって正に薀蓄ある言葉ではないでしょうか。


季節の折々に体験できる素晴らしい料理に合わせるワインはなにも高価で珍しいワインでなくてもよろしい。最良の取り合わせ(マリアージュ)を演出するのはワインを選択する者の腕です。Cave de Oyajiも頑張ってワインをチョイスしております。

こんな試みの会に貴方も是非ご参加ください。入会資格は唯一つ、じっくりとシェフの創作する皿とワインを検証していただける興味をお持ちか否か、だけです。


この会合は既に2006年から極めて少人数の参加者のご賛同を得て,
年数回(不定期)挙行されて参りました。その
模様もご覧下さい。




横浜 港仏蘭西料理“むなかた”


Cave de Oyaji



Schedule
Le Gardeの会
"Le Garde"予定

日時 : 2009年2月13日(土) 夕刻 会場未定

2010年度の"Le Garde"の会開催予定は近日中に発表します。

参加ご希望の方はメールをお願いします。

Last Meeting

ル・ガルドの会が平成21年11月28日(土)渋谷「ア・テ・スエ」で開催されました。

今回用意したワインは


・NV Blanquette Methode Ancestrale / DELMAS
・2007 Bandol blanc / Dom.Tempier
・2004 Chateauneuf-du-Pape / Dom.Bois de Boursan
・2003 Faugeres / Ch.des Estanilles
・1974 Rivesaltes
渋谷のア・テ・スエは個人的にお世話になっているフレンチレストランです。横浜の「むなかた」でのLa Gardeの会が休止となり、こんなわがままなワイン会の要望は知り合いのお店でなければ実現しない、との思いから今まで温めていた構想をア・テ・スエの中島シェフにご相談した所、快く引き受けていただいたのでした。

打ち合わせでワインの内容や南仏ワインの傾向を語ると直ぐにメモを取って当日の皿の構想を考えていただいた姿が印象的でした。赤2種がメインとなれば当然ジビエでの対抗、と言う事になるのでしょう。果たして今回のLa Gardeのムニュはどうだったのでしょうか?


この日のムニュは「ア・テ・スエ」に於いて評判を得た皿のパレードとなったようです。アミューズ(付きだし)から全4皿とフロマージュ(チーズ)、デセール(デザート)に食後のコーヒー。



前菜はフォアグラのパテ、続いてタラの白子のロースト。実を言えばこの辺までリムー産のアンセストラル法スパークリングワインのほのかな甘みによくマッチしておりました。白子のよく焼けた部位にはバンドールの骨格のしっかりとした白が合う。

結果、シャトーヌフ・デュ・パプとフォージュールをえぞ鹿のローストと合わせましたがこれが素晴しかった。ボワ・ド・ブルサンのシャトーヌフはこの年のスタンダードボトルでの評価No1としただけの事はありました。非常にしっかりとした酸味と多少熟成の入った角の取れた果実味がよくバランスされております。
フォージュールはデスタニョールのシラーでグラン・メゾンにもオン・リストされている著名なワインでもあります。

フォージュールのスタイルは「ボルドー的」と参加者のお一人が述べるとおり現代の爆発的な果実を持つ味わいではなく、しっとりとして滑らかな質感のあるラングドックなのです。これがジビエに添えられている濃厚なソースと相まって豊かな食感を我々に与えている、と感じました。

最後には最近入手した若干古いリヴザルト(1974年)をデセールと共に参加者皆で楽しみました。このワインは南仏でもスペイン国境に近い地域で生産された甘口ワインです。

会場を移して開催したル・ガルドの会ですがなんとこのア・テ・スエも今年限りで一旦閉店なのだそうです・・・・。う〜〜ん絶句。
来年からまたもや会場探しの旅が続く事になろうとは。でも必ずやこの会は存続して行きます。毎回参加してくださる方々、ご期待下さい。
   
来年も"Le Garde"は実施予定です!
  


ル・ガルドの会が平成21年1月17日(土)「むなかた」で開催されました。
今回用意したワインは

・NV シャンパーニュ ルクレール・モンデ
・2007 ヴィオニエ コンダミン・ベルトラン (ラングドック)
・1997 シャトー・ド・フォンサレット ラヤス (コート・デュ・ローヌ)
・1995 シャトー・カントゥメルル (オー・メドック)

これに5皿にデザートとたいへん豪華なコースを参加者と共に堪能しました。
....
魚料理で出されたのは何回か以前に非常に感激した事のあるブイヤベースです。今日は鱈、白子、帆立など実に具沢山の皿でこれは美味しい。ちょっとプケが際立つ印象のコンダミンンのヴィオニエでも遜色ないマリアージュです。

ワインは南仏屋としては珍しくボルドー。95のオー・メドックであるカントゥメルルを選び、新年会の意味も込めてシャンパーニュと97のフォンサレット(ラヤス)を頑張って出しました。もちろん採算なぞは度外視。

Cave で10年熟成させたカントゥメルルは評判も良かったのが救いです。フォンサレットはまぁいつも当たり前の如く美味い。

非常に残念な事に「むなかた」の当地での営業は1月18日をもって一時休止となります。シェフは「しばらく充電期間を置いてレストランを再開します。」とはおっしゃっていますが、当分この素晴らしい料理に出会えないかと思うとやはり寂しいですね。

でもずいぶんとワインと料理の楽しく、美味しく、驚きさえも数多かった出会いが「むなかた」ではあったような気がします。こんなワイン会は他では有り得ないのではないでしょうか。シェフと私とは少なくともこのル・ガルドで営利なんて考えもしませんでした。

是非この会合は存続させたいと念願します。宗像シェフも今度は私も味わう側に廻りたいとおっしゃっているので“Le Garde”の会は続いていきそうですね。参加者、メンバーの方々ご安心ください。

まぁ、とりあえずはいったん休止させていただきます。暫くお待ち下さい。





平成20年11月1日の“Le Garde”の会

            Menu

 ・琵琶湖よりわかさぎのフリット  エスカルゴのコロッケ、ブルギニヨン

        四万十産川海老を添えて

 ・虹鱒のポシューズ、フォアグラサンドウイッチ
          パルマンテソースと白ワインのジュレ添え

 ・本州鹿とリ・ドヴォー  赤ワインソース

 ・鰆(サワラ)のアーモンド焼  ブール・ナンデーズ

 ・猪のロース肉 マデラソース

 ・デザート
          Wine

2004 カンシー ヴィエイユ・ヴィーニュ 
       ドメーヌ・トロテロー
2006 ル・カノン ロゼ  
       グラン・コリンヌ(Ohoka)
2004 ヴァケラス 2モナルディ 
       ドメーヌ・ド・ラ・モナルディエール
2001 モンテリー 1er Cru スー・ラ・ヴェル
       ジャン・パラン
今回の食材でむなかたシェフが意識したのは川魚、秋が旬の数々の食材を純フレンチ風に組合せ、我々を楽しませてくれました。その殆どは今回の為に考え出された皿です。

普段は考えもしないニジマスとフォアグラの組合せには驚かされました。香り高い鱒に濃厚なフォアグラの食感のハーモニー、もっと驚いたのはこれにル・カノンの例の微発泡した甘さの残るワインが非常にマッチした点です。実はこの日のロゼには違う銘柄を考えていましたが、都合により急遽ル・カノンにしたのです。“Le Garde”の邂逅の妙を実感した瞬間でもありました。本当にワインとr料理の出会いには驚かされます。
モナルディエールの繊細で液面の細かなグルナッシュはジビエでも相性が良いのですが、アーモンド風味の鰆にまで守備範囲が及びます。これにも驚かされました。

最後にCave de Oyajiらしからぬブルゴーニュを。濃厚で果実豊な最近流行のスタイルとは全く異なるエレガントで繊細、透き通るようなルビーの液面、料理を圧倒する様な真似は決してしない上品で人を惹きつける香りが身上のモンテリー、もう手に入らないジャン・パランのワインを皆で楽しみました。

今夜もむなかたシェフ、フルスロットルの料理でした。

次回“Le Garde”開催は新年明けて1月を予定しております。Oyajiとしてはシャンパーニュで新年を寿ぐ予定です。そしてジビエの季節には真打のコート・ロティかエルミタージュでも供出しようとも思案中。

是非、稀有なワイン会“Le Garde”にご参加下さい。


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  平成20年8月7日の“Le Garde”の会

           Menu

トマトのジュレと赤ピーマンのフォンダン

・和牛肉のカルパッチョ、パッションフルーツのヴィネグレット、香草サラダ
北海道産ボタン海老のベアルネーズ風グラタン

・ノルウェーサーモンの軽いフィメ・ティエード
 久保井さんのジャガイモと共に


・仔牛フィレ肉のパイ包み焼き ラム酒ソース
              Wine

・2004 アルザス リースリング / リーフレ
・2006 VdP コート・カタラン マカベオ / シリル・ファル
・2000 VdP ブッシュ・ド・ローヌ キュベ・プランタン
・1999 シャトーヌフ・デュ・パプ / ボーカステル

夏の開催なのでシェフも私も苦心するチョイスがありありと判るラインナップでした。白2種赤2種はメリハリを効かせたつもりですが効果の程は如何だったでしょう?
それにしても宗像シェフの創作する繊細な感覚の皿の数々には圧倒されますね。次回は旬の食材も豊富な秋に開催します。Oyajiらしからぬボルドーも視野に入れての選択を・・・。ご期待ください。

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参加者の一人であるLove Love Winemenさんが主宰するホームページでも詳しい模様がレポートされております。こちらも是非ご覧下さい。


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